胎児スクリーニング検査を受けてきた①検査前にリスク・費用などを調査
妊婦生活で色々経験できた
27歳で結婚、長男を妊娠し、
定期検診でも経過は順調で無事に安定期を迎えました。
当時、掛かりつけの産院は小さ過ぎなくて丁度良い大きさの個人経営医院でした。
実績もあり、施設も綺麗で(その分ちょっと分娩費用が高いですが)、地元の評判も良かったです。
看護師「出生前診断があるけど、まだ年齢も若いから受けなくても大丈夫だと思います。」
妊娠初期に看護師さんから今後の説明をされた時に渡された案内がありました。
それが“胎児スクリーニング検査”というものでした。
子持ちの友人は多いが、この手の話は誰にも聞いた事が無かったので
皆あまり検査を受けたことを語らないもんだと実感しました。
若い人は検査していないのかもしれないですが。
胎児スクリーニング検査とは
出生前に先天性異常やダウン症などの染色体異常を発見できる検査です。
病院によって細かな時期はことなりますが
初期は10週〜13週、中期は18〜20週と計2回検査をすることができます。
検査方法は?
超音波検査
検査目的は?何がわかる?
初期では、ダウン症などの染色体異常の有無について。
中期では、心臓を中心とする体の構造異常の有無について。
検査費用は?
保険はきかないので、全額自己負担です。
費用は平均2〜5万円とお高めで、
初期と中期で2回検査を希望する場合は割引されることもあるようです。
私は初期が間に合わず中期で検査したのですが2万円でした。
遺伝子レベルの稀な異常や細かな奇形については、発見できないとのことなので100%ではないことを承諾して検査します。
検査結果から中絶や出産後の治療の準備を検討出来るように、
日本の法律で定められている22週までが人工中絶の期限になっているので
殆どの病院が20週くらいまでの検査期限を定めていることが多いです。
他にも下記のような胎児ドックと呼ばれる検査があり、
高齢出産になるほど出生前の検査が必須になってくるそうです。
※35歳以上の妊婦さんはほぼ必須で検査する病院が多いみたいです。
胎児スクリーニング検査はこれらの検査よりも比較的安く、
低リスクで検査することが出来るので最近は多くの方が検査されている様です。
私もその1人で、授かった命についてきちんと責任を持って向き合うため検査を受けました。
当時、検査前に母に相談したら
母「あんたは、その検査結果でどうこうするの?昔はそんな検査すらなかったんだよ。」
と言われて子供を育てる責任について物凄く悩んで、旦那ともよく相談して
やはりこれから出産に向けて不安な日々を過ごすよりも事前に
知っておくべきだという結論になり検査しました。
東京都内で胎児スクリーニングができる病院も沢山あります。
私は毎週専門医の方が検査に来ている産院に通っていたので
そのまま検査しましたが、できない産院もあるので直接病院に聞いてみるといいです。
胎児の異常が見つかる確率
自分が妊娠してから詳しく調べて初めてリアルな数値を知りました。
「いつか当たり前に結婚して、当たり前に子供が出来て、当たり前に生まれてくる」
そんな意識しか持っていなかった無知な自分が恥ずかしくなりました。
母親の年齢 | ダウン症のリスク | 染色体異常のリスク |
---|---|---|
20 | 1/1,667 | 1/526 |
25 | 1/1,250 | 1/476 |
30 | 1/925 | 1/385 |
35 | 1/378 | 1/192 |
40 | 1/106 | 1/66 |
45 | 1/30 | 1/21 |
「妊娠出産は奇跡」
自分が健康に生まれてきたこと、
周りの人たちが今生きていること、
その全てが奇跡なんだと知ることができたので妊娠して本当に良かったと思います。
だから出産は心の底から「おめでとう」と思える様になりました。
その命を大切にする親の気持ちと責任が理解できました。
きっと独身時代の私ように当事者ではない人に言っても響かない、
特に言う必要もないのだと思います。
自分で経験して、興味を持って初めて理解できることです。
だから胎児スクリーニング検査は
妊娠出産という奇跡を理解した上で
受診すべきものだと思いました。
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