【保存版】妊娠中の検診・切迫早産の入院・出産にかかった費用メモ
結局いくらかかったのか?出産費用まとめとく
妊娠・出産にはお金がかかりますが、
通常は健康保険や医療費控除などを上手に組み合わせて
利用すれば自費を抑える事ができます。
今回の出産でかかった費用を忘れないようにまとめておきます。
※妊娠中や今後子供を予定している方にぜひ読んでいただきたい記事です。
①妊娠中の定期検診
妊娠中は定期的にかかりつけ医に状態を確認してもらう必要があります。
▼毎回の定期検診で確認されること
- 妊婦の体調(体重・尿・血液・子宮頸管の長さなど)
- お腹の赤ちゃんの状態(体重・大きさ)
医者も患者の数が多く忙しいので
定期検診では基本はこれだけしか確認してくれません。
細かい検査や胎児スクリーニング検査などは別途費用がかかるようになっています。
妊婦検診の費用は自治体から専用の回数券(金券)が発行されているので
それを利用すると無料になります。
さらに病院にもよりますが、
妊婦検診で基本無料のところと、エコー代だけ徴収されるところがあります。
私の場合は回数券で無料分+毎回2000円のエコー代がかかりました。
妊娠中の定期検診は初期・中期(安定期)・後期と受診頻度が異なります。
最後まで定期検診だけで出産までいく人も少ないと思いますが、
通常は自治体からもらえる回数券+エコー代かかっても32000円です。
お砂糖の場合
初期の頃から異常を指摘されていたので通常通りにいくはずもなく。。。
▼妊娠初期
定期検診:5回10000円
胎児スクリーニング検査:20000円
▼妊娠中期
定期検診:3回6000円
その他受診:2000〜3000円×2回ほど、6000円
▼妊娠後期
定期検診: 4回8000円
転院による検査:3回10000円
転院による交通費:往復1000円×7回=7000円
結果的に妊娠中の検診だけで67000円もかかってました。
通常通りにいかないと自費がかかりますね、、とほほ。
通院の交通費も医療費控除を申告すれば一部返金されますよ。
胎児スクリーニング検査についての費用や詳細はこちらにまとめています。
②入院費用
本来なら陣痛がきてから入院するので5〜7日間だけなのですが、
私の場合は33週から切迫早産で入院してしまったので
33週〜35週で出産してその後1週間、退院するまで約4週間入院しました。
1ヶ月近く入院するなんて人生で初めてたっだので、
何にいくらかかるとか費用のことを調べまくりました。
健康保険の適用範囲
会社の社会保険によるので、健康組合に確認してください。
- 医療費(3割負担)
- 出産一時金42万円
医療保険の適用範囲
これもご加入中の医療保険によるので個人で必ず確認しておいた方がいいです!
入院5日目以降の入院の場合、1日あたり5000円の給付
この給付を差額ベッド代、食費に当てます。
医療保険の適用条件も併せて確認しておきたいですが、
基本的には切迫流産・切迫早産・帝王切開・緊急手術などの異常出産の場合に医療保険は適用されます。
私の場合は、
通常の医療保険では異常出産の適用は無かったので、
「特約」という形で女性の病気に対しての医療保障を追加していました。
なので今回の出産の際にはこの医療保険の給付対象になりました。
担当してくれている保険屋さんにも、
結婚後に医療保険に加入してから1年くらいで給付対象になるのは
とてもレアケースだと言われました。
給付金を受け取った時、医療保険に入ってて良かったと思えました。
▼保険にはいるべきかまとめた記事はこちらです。
差額ベッド代が高かった、、、
差額ベッド代ってご存知でしょうか?
これは入院した時に、大部屋だと無料、
少人数部屋や個室だと差額ベッド代といって
1泊いくらと請求される部屋の使用料金のことです。
医療行為と関係ないので、
基本は健康保険の適用外になり自費になります。
私は最初に緊急入院した日、
大部屋のベッドの空きがなくて
自動的に少人数部屋に入院することになったので
そのまま差額ベッド代が発生することになりました。
差額ベッド代が発生することに対して必ず同意書にサインが必要になります。
(でもそもそも空きがないと部屋を選べないやん。とツッコミました。)
私が入院した病院は大学病院だったのですが、
少人数部屋で2500円/1日
個室で20000円/1日の差額ベッド代がかかりました。
上記で記載した通り、
私の医療保険の適用は5日以降の入院からなので、
1日〜5日までの差額ベッド代2500円×5日=12500円は自費になります。
入院1日目から保障される特約つけておけば良かったなーと思いました。
若いうちは長期入院なんて滅多にしないし、
入院しても2、3日なら入院1日目から保障される医療保険が良いと経験したので
次回から特約を付けることにしました。
医療保険はプランなど年齢に合わせて定期的に見直しが必要ですね。
③出産費用
これは誰もが最初にかかると想定する費用です。
基本的には病院によりけりなので確認しておきましょう。
私の場合は切迫早産からそのまま自然分娩だったので、
入院費用プラス分娩費用がかかりました。
分娩費用の42万円分は健康保険の出産一時金の手続きをしていれば相殺されます。
なので自然分娩であれば自費10〜30万 で出産できます。
産後の入院費用も込みの病院が多いはずです。
妊婦検診〜退院までの出産費用は?
健康保険や医療保険の給付、年末調整の医療費控除の返金分もいれてみて、
結局いくらかかったかまとめてみました。
▼費用
- 妊娠中の検診:67000円
- 分娩:70万円
- 入院中の差額ベッド代:2500円×28日間=7万円
- 入院中の食事代:300円×3食×28日間=25000円くらい
- 入院中の医療費:3割負担で10万くらいでした
- その他:飲料代、色々雑費5000円くらい
- 医療保険の診断書作成:6000円(←高杉)
▼給付金
- 出産一時金:42万円
- 医療保険給付金:10万円
- 医療費控除返金:5万円
- 限度額適用認定証:医療費8万以上分は返金されるので2万円返金
というわけで、
実際の自費がいくらになったかというと
費用:96万8000円ー給付金:59万円
=37万8000円
でしたー!
今回の妊娠→入院→出産を通して、
出産って意外とお金かかるんだなーということが分かりました。
私のように異常分娩でない人でも10〜30万くらいかかるってことと、
日本の社会保障制度は、
ちゃんと医療費や出産に税金使っているんだということが分かりました。
まあ少子化が深刻な今は
出産費用や不妊治療費を完全無料化して欲しいですが。
医療費は最大8万円で済むし、
差額ベッド代も医療保険の給付金で賄えたので、
保険は適切なプランで加入しておけば自費はあまりかからないんですね!
とても勉強になりました。
限度額証明書は必ず病院の清算前に提示が必要なので注意!