人生は全然甘くないよ

長男(0歳)/ワーキング新米ママの気まぐれ日常ブログ

35週で出産、早産で2000g低体重児でも元気に育つ

f:id:satofamilyblog:20180801202827j:plain

前回までのあらすじ

胎児スクリーニング検査を受けてみたら、

総胆管嚢胞(先天性胆道拡張症)の異常が発見され32週で転院。

33週で切迫早産で管理入院になり、

切迫早産で入院して点滴の副作用に苦しみ、

耐えたのに点滴を切った次の日に出産になってしまいました。

35週の早産、2000gの低体重児。

www.osatou.work

生きる力

子供が小さいので驚くほどスピード出産でした。

産まれてちゃんと息をしてくれて、

体重も2000gギリギリだったけど、

保育器には入らず新生児室に連れて行かれました。

新生児室の赤ちゃんの中で誰よりも小さくて、 目印に帽子を被っていました。

心の中では、まだ1ヶ月も早いのに ちゃんと予定日に産んであげられなくてごめんね。 と自分を責めていました。

今でも思い出すと涙がでます。

でも子供は呼吸の異常もなく、 ミルクや母乳の飲みも正常でした。

子供から生きるという強いパワーを感じました。

産後ハイになっていた

産後ハイとは出産によるホルモンバランスの変化により

睡眠不足でも平気だったり、

育児の事で頭がいっぱいになり、

目の前の事を考えられなくなったりする症状を言います。

私も実際、出産してから3時間毎の授乳が始まりました。

切迫早産で入院中から

まともに寝れてなかったので

毎日寝不足でストレスが凄かったのに

産後ハイで寝なくても全く辛くなく。

無事に出産を終えて

入院中のストレスが

嘘のように消えてしまいました。

毎日子供の体重を少しでも増やしてあげて

ちゃんと一緒に退院できるように、

必死で授乳していました。

旦那さんは毎日仕事終わりに

病室にやってきてミルクをあげてました。

育児に対することしか考えられなくなり、

退院後の事を一切考えていませんでした。

無事に体重が増えて、

退院の日を迎えることになりました。

36週未満の早産児はRSの抗体が自分でつくれない

退院日に小児科の先生から呼び出されて

早産児の今後について説明を受けました。

36週未満に生まれた子供は身体の機能が不完全なので

RSの抗体が自分で作ることができないそうです。

なので、1歳になるまでの間(RS流行時期のみ)

1ヶ月に1度シナジスというRSの抗体を接種する必要があります。

シナジスについて医療情報ポータル参照 abbvie-channel.com

定期的にシナジスを接種すること

シナジスは特別な薬で大変高価です。

保険が適用されず自費で接種すると約10万円ほどするので必ず保険で受けるようにしてください。

さらにシナジスを置いている医療機関は全国に限られているため、

自宅近くで通いやすい病院を紹介されました。

まだ生まれたての子供ですが、

毎月通院するため出産した大学病院だと通院に1時間以上かかるので

不便であろうと小児科の先生が気を遣ってくださったんだと思います。

その通りで、ただでさえ産後で体力が落ちている中、

生後間もない子供を毎月通院させるのは大変でした。

出産後に保険証が到着するまで医療機関は自費になるので

早産でシナジスを接種する人は

早めに保険証の申請を行いましょう。

私は1ヶ月目のシナジスに子供の保険証が間に合わず

10万近く自費で支払い、

後で保険組合に請求するという大変面倒なことになって痛い経験をしました。

小児外科検診

総胆管嚢胞(先天性胆道拡張症)の疑いがあったので、

退院する前に小児外科の先生にも検診をしてもらい

1ヶ月後にエコー検査をすることを説明されました。

その間、白いうんちが出たらすぐに連絡するようにと言われました。

正直、検査結果が出ていない子供と退院することに

不安しかなかったです。

▽胎児スクリーニングで総胆管嚢胞(先天性胆道拡張症)が診断された記事はこちら。 www.osatou.work

それでも子供は力強く生きている

臓器異常が見つかり、

切迫早産で結局早産になってしまったけれども

子供は力強く生きていました。

とても強い生命力を感じました。

色々大変だった妊婦生活が終わり、

休む間もなく母親になり育児生活が始まりました。

もっと大変なことも沢山経験するだろうけど

子供と一緒に乗り越えていくと決めて

お世話になった病院を後にしました。

短いようで長かった入院生活が終わり、

1ヶ月ぶりに病院の外に出て空気を吸ったら

今までの体験が現実離れしているように感じ不思議な気持ちになりました。