人生は全然甘くないよ

長男(0歳)/ワーキング新米ママの気まぐれ日常ブログ

胎児スクリーニング検査を受けてきた③総胆管嚢腫(総胆管嚢胞)再検査

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▽前回までの記事はこちら

 

satofamily.hatenablog.com

 

自分の子供の命を守るのは親だけ

18週から数ヶ月、定期検診では特に異常も指摘されず過ごしていました。

 

そもそも定期検診って、

胎児の心音と大きさを確認して終わりなんだという事も回数を重ねて気がつきました。

 

不安なことや異常があれば医師に質問することもできますが、

正直生まれてくるまで100%の事は誰もわからないんです。

 

やはり定期検診だけでなく、きちんと妊娠・出産について知識や理解を深め

リスク回避することが必要だと思います。

 

あの時こうしておけば、、、

と後悔することを少しでも減らしておくべきだと思います。

 

自分の子供を守れるのは親だけです。

 

カンジダ膣炎の再発・・・

私は妊娠初期からずっとお腹が張っているんですが、

むしろお腹が張らない日はないくらい普通に張るもんだと思ってました。

 

産休ギリギリまでフルタイムで仕事を続けていたので、

妊娠後期になるとお腹がさらに張ってしまい

仕事終わりにはお腹を抑えながら帰宅する毎日でした。

 

安定期も終わり、無事に8ヶ月に入りました。

しかし急におりものが白く粘着質になって陰部のかゆみも発生してしまいました。

妊娠前にはたまーに発症して産婦人科にお世話になっていた

カンジダ膣炎の再発でした。

 

妊婦になってから長らく再発していなかったのですが、

出産前に治療しておかないと胎児に感染する可能性があるそうなので

薬をいただいて治療しました。

 

妊娠中でも薬が使えて、だいたい1週間程度で完治します。

 

恥ずかしいことではなく、よくある事。くらいの気持ちです。

 

 

破水?おりもの?尿漏れ?

 

定期検診から1日後、、、

朝起きたら水?のようにサラサラした液体が自分から出る感覚がありました。

 

「これ尿漏れ?」

 

急いでトイレに行って下着を確認したら

おりものシートの半分くらいの大きさで濡れてました。

 

しかも色は透明で無臭。

 

こんなことは初めてなので、とりあえずナプキンを敷いて

その日出かける予定があったので電車で色々調べました。

 

 

破水ってドバーって止まらないイメージなのですが、

高位破水というものもある事を知りました。

 

 

高位破水が起きているかどうかをいち早く発見するには、尿漏れ・おりものとの見分け方を知っておく必要があります。高位破水の場合はたとえ少量であっても、流れ出る液体には以下のような特徴があるので、よく観察してください。

● 立ち上がったときなどに、ジワジワ・チョロチョロと流れ出てくる
● 安静にしているときでも、ジワジワ・チョロチョロと少量出る
● 自分の意志で止められない
アンモニア臭がなく、無臭(ただし、独特の生臭さがある場合も)
● 透明もしくは黄色・黄緑色で、水っぽくサラサラしている

ただし、尿漏れ・おりものなのか、高位破水なのかを自分で判断するのは難しいこともあるので、少しでも不安があれば、病院へ連絡し、医師に相談しましょう。

 

 

見分けにくい・・・

正直素人の自分では全くわからないです。

次の日まで下着が濡れていたので、

病院に電話して聞いてみることにしました。

 

「多分量的におりものだと思いますが、判断つかなくて不安だと思いますので一度検査に来てください。」

 

病院側から翌日の午前中に検査に来るようにと言われて

自分も不安だったので仕事を調整して休み病院へ行きました。

 

何もなければ良いんです。

子供の命が優先なので何か不安があればすぐに病院に相談するようにすべきで

自分で判断することが1番危険な事です。

 

よくSNSやQ&Aサイトで質問している方を見かけますが、

担当医でもない方のコメント、一般の方の経験談に頼るのは非常に危険です。

 

妊娠・出産は十人十色。

 

人それぞれで同じ事はありえないので、

私はすぐに産婦人科に行き担当医の判断を伺うべきだと思います。

 

たまたま胎児スクリーニングの再検査に

羊水検査に行ったら、破水ではなく、タダのおりものでした。

とりあえず一安心。

 

そして、その日は偶然にも出生前診断の専門医の方がいる日で、

30週くらいで経過観察の時期に適していたこともあり

胎児スクリーニング検査もしてもらうことができました。

 

18週の頃の胆管を覚えていてくださり、

(以前のカルテがあったので)

また30〜1時間くらいじっくり超音波エコーで診てくれました。

 

先生「やっぱり胆管?これ目立ちます。

一度大学病院など専門医が複数いる設備の整った病院で検査を受診してください。」

 

前回と同じ臓器で指摘されてしまいました。

 

しかも別の大きな病院での再検査、、、

急に不安になり先生の話を聞きながら涙が出てしまいました。

 

「私に何か原因があるのでしょうか?」

 

自分のせいで、、、

そう責任を感じてしまいました。

 

先生「これは先天性のものなので生まれつきです。誰にも原因はないです。」

 

医師から先天性と告げられてさらにショックを受けました。

 

「先天性胆道拡張症」

 

先天性胆道拡張症 — 日本小児外科学会

 

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この病気では,多くの患者さんで膵管と胆管が十二指腸の手前で合わさって一つの管になってしまう奇形が見つかっています.この奇形があると胆管の中で膵 液と胆汁が混じりあうために,消化酵素が胆管の壁を傷つけ腹痛を発生させたりします.その程度はまちまちで,なかには吐き気や嘔吐をくり返し,自家中毒と 診断されているこどもさんや,軽い腹痛を繰り返しているこどもたちもいます.

 

再検査してもしこの症状だったら

胎児は元気に生まれてくるけれども、生まれてから手術が必要とのことでした。

 

奇形という文字にさらに不安が増します。

 

しかしながら生まれるまで何もできないです。

ちゃんと症状を理解して治療の準備をしてあげることしかできません。

 

旦那や両親に報告して、

非常に心配ですが次の週に再検査の予約を取ってもらい帰宅しました。

 

健康に生まれて来て欲しい。

今はそれだけが願いです。

 

「妊娠出産は奇跡、健康に生きていることが奇跡」

 

全くもってその通りです。

また成長しても五体満足、

健康に生きていることも奇跡なんです。

 

先天性の障害を持って生まれてくる人だけでなく、

 

無事に生まれてこれなかった命もあり、

生まれてから後天性の障害が発症する人、

事故で障害が残る人、

病気になる人、

様々な人がいます。

 

人生で安全で健康な確証はないのです。

震災もミサイルも病気も突然やってきますし、

全てのリスクを回避することは不可能です。

 

今回の妊娠で初めて胎児スクリーニング検査を体験して命の尊さを改めて実感できました。

 

私が今後妊娠・出産をする際は、

必ず出生前診断を行うつもりです。

 

 生まれて来る子供の為に、

生まれて来てからバタバタと慌てない様に

出来る限りの準備を整えてあげようと思います。

 

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